ここでご紹介する学習期間は、合格から次の合格までの期間です。
余談ですが、数学検定は、級が上がっても下の学年の単元からの出題があるため、上の級の試験対策をすると、自然と1つ下の学年の復習も行うことになります。
そのため、学年別の単元の学習時間として考えると、1学年分の単元の学習期間は、実は二つの級の学習時間を合わせたものとなります。
合格までの学習期間
11級~6級に合格するまでの学習期間
それぞれの級のおおよその学習期間です。
6級 3か月
7級 3か月
8級 3か月
9級 6ヵ月
10級 6ヵ月
8級から3か月に一度のペースになっていますが、これにはおそらく二つの効率アップが関係しています。
一つは学習内容を算数検定に沿ったものに変更したため、そしてもう一つは学習が習慣づいて子供の集中力が上がり、毎日の学習時間が長くなり、習得が早くなったためだと思います。
11級に関しては受験をしていないので予測ですが、だいたい6か月程度が目安になるのではないでしょうか。
小さいお子さんの場合、気分をのせてあげて楽しく学習できれば、もっと短期間で合格できる習熟度に達することができると思います。
5級~3級に合格するまでの学習期間
それぞれの級のおおよその学習期間です。
3級 6か月
4級 6か月
5級 6か月
5級からは、それまでよりもだいぶ時間がかかるようになりました。
それというのも、数学検定に名称が変わる5級からは1次試験(計算)と2次試験(文章題)の両試験の対策が必要になるためです。
対策といっても、5級から3級まで共通して1次試験はそれほど難しくありません。たんたんと過去問をやり込んでいけばよいだけで、一次試験だけであれば一ヵ月から二か月もあれば学習時間は十分ではないかと思います。
それにひきかえ、2次試験はなかなかハードです。一次試験の倍かそれ以上の時間がかかる印象があります。
うちの子供は5級と4級はそれぞれ3か月程度の学習で1度目の受験をしましたが、どちらも一次試験のみが合格し、それぞれ3か月後に二次試験を受験して合格しました。3級は最初から6ヵ月間を学習にあて、一次二次ともに一度で合格しました。
おおよその学習時間
期間と時間からざっくりとした計算ですが、11級~6級はそれぞれ100時間程度、5級~3級はそれぞれ200時間程度の学習時間でした。
この数字だけみると11級~6級までは1学年を100時間ずつの学習で終えているように見えますが、数検の試験というのは級が1つあがっても前の学年の内容がけっこう出題されるため、次の級に合格するためには、すでに合格した学年相当の内容も引き続き、継続して復習することとなります。
つまり、各学年の学習は100時間ではなく、倍の200時間となり、これだけの期間を学習に費やすと、かなり定着します。短時間の学習で合格しても、学習をやめてしまえば、同じくらい短い期間で忘れてしまうかもしれません。完全に習得させるには、さらに上の級を受験することで、合格した単元についても継続した学習をさせることができます。