普通の子が7歳から自宅で算数 10歳で数検3級に合格 テキスト、手作りプリント、勉強のコツご紹介!

数検合格のコツ!単元によっては飛ばす、数検のための学習

数検が目的なら、単元によっては飛ばしてもいい!?

数検に合格することを主な目的とした勉強をするときは、効率的な学習方法があります。

うちの子供の場合、当初は教科書ワークに沿って進めていた自宅学習が、1年ほどで数検に沿った勉強に変わっていきました。

つまり、数検の出題傾向を柱にして、それに沿った勉強をしていくようになっていきました。

この方法は一長一短あります。お子さんの性格なども考慮して、何に沿って勉強していくかは決めていくのが良いと思います。

教科書に沿った学習方法の場合

教科書に沿った学習は、最初から最後まで全ての単元をこなしていきます

この方法は数検に合格することだけを考えると、必ずしも効率が良いとはいえません

教科書ワークなどの、学校で使っている教科書と同じ出版社が出す参考書に沿って、全ての内容を学習していくのは理想的な学習方法だと思います。

もちろん、検定のための学習にもなりますし、学校の予習復習の全てを網羅できるのはこれにつきるでしょう。

ただし、数検合格だけに焦点を当てると、力を入れなくともよい内容が含まれていることがあります。

数検を目的とした学習方法の場合

数検に目的を絞った場合、単元によっては飛ばしてしまうという手もあります

検定までにあまり時間がない、教えられる時間が限られているなど、とにかく効率良く、できるだけ短時間で数検のための学習をする必要があるときには、教科書や教科書ワークの内容によっては飛ばしてしまうほうが、時間の効率が良いこともあります。

数検では、級によっては学年相当でも出題されにくい内容がありますので、出題される内容・出題されやすい内容を優先的に学習するのが効率的です。

出題されにくいという表現としているのは、あくまで過去に出題されたことがなかったようだということで、今後はもしかしたら出題されることがあるかもしれないからです。

最新の過去問の問題集を何冊か目を通して、教科書や教科書ワークの内容と見比べると、どういった内容の問題が出題されないのか把握できます。

出題されることが分かっている単元から先に学習させてあげると数検受験に限っては効率良く学習することができます。

例えば、コンパスをたとえに出しますと、コンパスは小学3年生の算数で習う単元で、小学3年生は数検の9級に該当します。

検定ではコンパスが持ち物の一つとして受験証にも記載されていますが、うちの子が受験をしていた3年ほどの期間では、実際にコンパスを使用する機会は、中学3年生に該当する数検3級の作図の問題までありませんでした。

つまりは、数検に合格するためだけを考えた場合、3級まではコンパスによる作図の技術は必ずしも必要ではなかったということです。

ただ、あくまで、これまでがそうだったという話で、今後はコンパスを使用する問題が出題されるようになるかもしれません。

また、小学校では必ず習う内容ですので、コンパスによる作図も学習しておいたほうが良いのはいうまでもありません。

飛ばした単元は後でもう一度

数検では出題されない内容でも、学校のテストには出ます

たとえ数検で出題されてくとも、学校でのテストでは出題されます。

特に先取りで数検の内容に沿って学習をされていて、単元によっては飛ばしてしまう学習方法をとるときには、該当の級に合格したからといってすぐに次の級の学習へと進んでしまうと、飛ばした内容の理解が不十分となってしまいます。

先取り学習しているお子さんは、ほとんどの内容は授業を聞かずともすでに理解しています。

普段からそういった慣れがあるために、数検に注力することで飛ばしてしまった内容の授業でも、普段の授業のように、ぽわわーんと聞き流してしまいます。

そのうち学校の授業でも習うからといって安心せずに、飛ばした単元もできる限りひろっていくようにしないと、学校のテストで思わぬ失敗をするかもしれません。

うちの子はまさにこれで、普段の算数の授業はだいぶ油断していたようでした。