うちの子は、4級の試験勉強に多くの問題集を使用しました。
半年ほどで8冊の問題集をやり込みました。
4級からは、苦手なお子さんも多そうな、証明問題が出題されます。
うちの子も初めの頃は苦手そうにしていましたが、たくさんの問題をこなすうち、だんだんと自力で解けるようになっていきました。
4級合格におすすめのテキストや問題集をご紹介していきます。
テキストや問題集のレビュー
過去問題集4級|2022年版
問題のレベル | 3 |
問題のボリューム | 3 |
解説や工夫 | 3 |
おすすめ度 | 5 |
絶対に押さえたい定番の過去問集!
この問題集には中学校の学習指導要領が変わった2021年の4回分の過去問がまとめられています。
1次試験対策だけなら、この1冊でもなんとかなるかもしれません。
2次試験も確実に合格する実力をつけるためには、より多くの出題パターンにふれるため、これ以外にも問題集が必要になってくると思います。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 検定対策の総仕上げとして
〇 最近の試験への傾向と対策で無駄のない学習のため
〇 毎日の過去問演習メニューの一つとして
過去問題集4級|2017年版
問題のレベル | 3 |
問題のボリューム | 3 |
解説や工夫 | 3 |
おすすめ度 | 4 |
少し前の定番の過去問題集
新しいバージョンが発売されているので、この2017年版を書店で見かけることはありません。
出題傾向もあるので、あくまで優先は2022年の最新版ですが、こちらの過去問集にも良問が多く収録されています。毎日の演習用の1冊として用意してあげて、たくさんの問題にふれさせてあげると良いでしょう。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 2022年版を終わらせた後、次の1冊として
〇 毎日行う過去問のローテーションの一つとして
スタディサプリ
分かりやすい映像教材はお家の方の予習にも最適
数検4級ともなると、子供が理解できるよう教えるのも大変になってきます。スタサプはお家の方がお子様に教える前の予習としての利用もおすすめできます。
数検合格のためには、繰り返し演習を行うことが大切です。お子様がスタサプの映像授業やお家の方の説明で各単元を理解できたら、その後は多くの時間を過去問の演習に使うことがおすすめです。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 子供の勉強に毎日ずっとついてあげられない
〇 子供に合った学習方法を探したい
〇 手軽に学年をまたいだ勉強をさせたい
〇 子供の学習状況を把握したい
〇 数学以外の教科もお家で勉強させたい
〇 将来のために映像授業に慣れてもらいたい
〇 教える側の予習として使いたい
過去問題集4級|2014年版
問題のレベル | 3 |
問題のボリューム | 3 |
解説や工夫 | 3 |
おすすめ度 | 4 |
少し古いですが、過去問リピート用の1冊に!
たくさんの問題にふれ、どんな問題もスムーズに解けるようになるほどに合格は近づいてきます。
あくまで2022年の最新バージョンが優先ですが、2017年版と同様に、こちらも昔の定番問題集ですので、良い問題がたくさん収録されています。2022年版と2017年版が一通り終わってしまったら行うとよいかと思います。
ーこんな使い方ー
〇 毎日行う過去問の演習用の1冊として
〇 格安の中古本で、4級がどの程度のレベルか確認するため
テキストと過去問で学ぶ数学検定4級
問題のレベル | 3 |
問題のボリューム | 5 |
解説や工夫 | 4 |
おすすめ度 | 4 |
単元ごとの出題傾向にも触れている一冊
少し古い本ですが、良い内容でした。うちの子が4級の2次試験に不合格となった後、これまで通りの過去問一辺倒の学習方法では合格が難しいかもしれないと思い購入しました。
第1章は基礎問題の解説で、第2章は応用問題の解説となっています。
第2章では、単元ごとに出やすい出にくいと、出題傾向のワンポイントがあるので、学習中の単元の中でも、特にどの辺に力を入れるべきかよくわかります。
4級ともなるとテキストや問題集が1冊では足りないと思います。1次試験はともかく2次試験の合格には多くの問題パターンにふれる必要がありました。
まずはこのテキストを一通りやって、出題の傾向などをつかんでから、他の過去問集へ進んでいくのも良いかと思います。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 単元ごとの出題傾向のポイントを知りたいとき
〇 過去問だけでなく、基礎から応用まで詳しいテキストがほしいとき
柳谷先生の数学検定4級 クリア問題集
問題のレベル | 3 |
問題のボリューム | 5 |
解説や工夫 | 4 |
おすすめ度 | 4 |
解説がわかりやすく、出題ポイントも親切な1冊
過去問題ではありませんが、本番の試験9回分に相当するボリュームの試験問題が収録されています。
1問1問の解説がとても丁寧で、分からない問題でも、たいてい解説をみれば分かります(数検4級ともなると、私では解説をみてもうまく子供に説明できないような問題もけっこうあります)
冒頭には出題ポイントと称して、4級の試験に必要な公式をカードのようにまとめたページがあります。
子供が勉強に気乗りしないようにみえる日は、このカードをいくつか書き写すだけで5分ほどで切り上げたりしました。この勉強法は3級でも行い、良い結果が出ました。
問題集としてはだいぶ古いので、必ず最新の出題傾向に沿った問題集も併用すると良いと思います。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 出題ポイントのカードは少しづつでも完全に暗記する
〇 解説が丁寧で分かりやすいので、お子さんだけで自己解決できる問題も多いと思います。
数学検定4級超特訓問題集
問題のレベル | 4 |
問題のボリューム | 3 |
解説や工夫 | 3 |
おすすめ度 | 2 |
基礎から応用までの解説と模擬試験
基礎の章と、1次と2次の試験それぞれの対策の章、そして模擬試験、チャレンジ問題と分かれています。うちの子は模擬試験の難易度を高いと感じたそうです。
どの章も単元の解説の後に数問の例題とその解法がのっていて、解法をすぐに確かめることができます。シンプルな構成が好きな方には合っていると思います。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 苦手な単元の見直し用に
〇 実力チェックのための模擬試験として
数学検定過去問題集4級
問題のレベル | 2.5 |
問題のボリューム | 5 |
解説や工夫 | 5 |
おすすめ度 | 5 |
ぜひ改訂版を出してほしい創育の黄色い過去問集
ーこんな使い方ー
〇 毎日の過去問リピート用の1冊として
〇 苦手な単元を集中して行うとき
〇 学習の仕上げに正答率の低い問題にチャレンジ
数学検定問題集4級
問題のレベル | 2.5 |
問題のボリューム | 3 |
解説や工夫 | 3 |
おすすめ度 | 2 |
問題の難易度が少しだけ低い印象があります
創育の赤い方の過去問題集です。上で紹介している黄色の過去問集と違い、こちらに収録されているのは過去問だけで、正答率はついていません。
このシリーズは5級までは過去問として問題の難易度が低い印象がありましたが、4級くらいから他の過去問集と比べて難易度にそれほど大きな差を感じなくなってきました。
ーこんな使い方がおすすめー
〇 毎日の過去問演習の一冊として
本試験型 試験問題集4級
問題のレベル | 3.5 |
問題のボリューム | 4 |
解説や工夫 | 4 |
おすすめ度 | 3 |
書店でも見かける模擬試験集
6級までは難易度が高い印象のあった、このシリーズですが、5級の問題集からは他の問題集と難易度にそれほど大きな差異を感じなくなりました。
このシリーズは過去問集ではありませんが、本番と同じような構成で5回分の試験が収録されています。
解説も分かりやすくなっています。
-こんな使い方がおすすめ-
〇 毎日の問題演習用の一冊として
あればさらに安心のテキスト
文章題入門帳4級
要点整理4級
まとめ
4級ではこれまでの単元をしっかり理解しておくことが必要でした。
2次方程式や1次関数など、5級をしっかり理解できていればチンプンカンプンということはないと思いますが、新たに登場する図形の証明は、慣れるまでに少し苦労しました。
図形の証明問題は、単に図形が合同であることを示したり、またはそれを用いたりするだけですが、これまでの単元とは解答へのアプローチが違います。論理だって順々に文章で説明していくという解答の方法に、とまどっていました。
問題数をこなしていくうちに、コツをつかんで自力で解けるようになっていきましたが、そこにいきつくまでに、かなりたくさんの問題を繰り返し演習しました。
証明問題だけでなく、数学検定ではたくさんのパターンの問題と出会うのが合格への道だと思います。
冒頭でも触れましたが、うちの子供の場合、半年ほどで8冊のテキストや過去問を用意し、問題によっては何度も繰り返し行いました。
テキストや問題集は何冊も用意して、周回させてあげるのが良いでしょう。