幼いお子さんは、試験の本番で思わぬハプニングを起こすことがあります。
特に算数検定の受験が初めてというお子さんには、コンビニで販売されている過去問を事前にやらせてあげることがおすすめです。
1回分の過去問が算数検定が300円、数学検定が400円から800円と、市販の過去問題集に比べちょっと割高です。
ですが、本番と同じA3サイズの紙で、本番と同じように印刷されていますので、小さいお子さんの予行演習にはピッタリです。
あらかじめ試験の予行演習をしておけば、下で挙げるようなハプニングを避けられるかもしれません。
回答用紙への記入忘れ
子供が数検5級を受けていたときのことでした、試験が終わる時間になり、子供を迎えに試験会場の教室の前で待っていました。
テストを終えたお子様方が一人また一人と出てきます。
5級は中学1年生程度の内容ですが、小学生のお子様もたくさん受けています。教室の前では何人かの保護者さんが子供が出てくるのを待っていました。
その中に、きっと初めての受験だったと思われるお子さんがいました。
終了5分前くらいに教室から出てきたそのお子さんは、待っていた保護者の元にかけよってきて、「問題に答えを書いた」というようなことを話していました。
うちでも、自己採点をするために、問題にも答えを書いてくるようにと子供には言ってあります。
ですが、どうやらその子は回答用紙に答えを書かずに、問題用紙にだけ答えを書き、提出するときに気が付いた、ということのようでした。
とても優しそうな保護者さんで、ちょっと苦笑して、決して怒ったりしかったりせずにいらっしゃいました。
たいてい、小学校のテストでは、回答らんは問題用紙にあります。
あのお子さんはきっと、本番の緊張もあって、学校のテストと同じように問題の横に回答を書きこんでいき、回答用紙の存在をテストが終わる頃まで気づかなかったのでしょう。
数検では問題用紙と回答用紙は別々で、小さいお子さんは、慣れていないと本番で??となるかもしれません。
事前に、本番に近い用紙で予行演習をしてあげておけば、こういったハプニングは起きにくいのではないでしょうか。
問題の順番を間違え、解答らんも間違える
小学校のテストと勝手が違うのは、回答用紙が別ということだけでなく、問題用紙の枚数にもあります。
子供がまだ数検の受験を始めたばかりの頃に、問題の順番を間違え、最初に違う答えを回答用紙に書いてしまっていて焦ったというようなことを言っていました。
たいていの小学校のテストの問題用紙は1枚だけで表と裏になっていますが、数検の問題用紙は数枚で小冊子のようになっています。
小冊子のような作りですが、ホチキスで止まっているわけではありません。ですので、初めに紙の順番をバラバラにしてしまったせいで、問題を解く順番がバラバラになってしまったんだろうと思います。
こういった予期せぬハプニングを防ぐためには、やはり本番と同じような用紙で事前に予行演習しておくのがよいと思います。
本番と同じA3の問題用紙で予行演習
コンビニのプリントサービスで購入できる過去問は、本番の試験と同じA3の用紙です。印刷されたものを半分に折ると、本番の試験用紙との違いは特に見当たりません。しいて言えば、印刷の色が違うことくらいと、本番の試験問題では記載されている第〇〇〇回 〇月〇日などの情報が表紙にないことくらいです。
eプリントサービスで購入
以前はファミマプリントだけで販売されていた過去問ですが、2020年5月からeプリントで過去問が購入できるようになりました。セブンやローソンなど、多くののコンビニのマルチコピー機にて購入できます。
eプリントでは、2018年6月と10月の過去問が購入できます(執筆時)
購入方法はこちら
コンビニプリントの利用方法
数検での紹介はこちら
コンビニプリント教材
過去問の値段は300円~800円で、以前に販売されているファミマプリントの過去問と同じ価格設定のようです。
何も調べずにコンビニに行っても何とかなると思いますが、行く前に一度目を通しておけばスムーズに購入できると思います。
まとめ
数検受験にあたり、お子様は勉強をがんばってこられたことと思います。
せっかくのがんばりを本番でも発揮できるよう、試験の予行演習をぜひ行ってあげてください。
また、たとえ予行演習をしなくととも、記入忘れや記入ミスがないよう、試験前にはよくよくお声かけをしてあげてください。